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Columnin the Roughの思いや活動をコラムで綴ります

コラム:「未来を育てる座談会」後編

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コラム:「未来を育てる座談会」後編

どんな環境でも生き抜いていくために

松浦:私が最初に子供の育つ環境に興味を持ったのは、娘が学校に行き始めてからです。学童保育で宿題を終わらせて家に帰ってきたら、「ママ、今からなにすればいい?」って聞かれたのが衝撃で。言われないと動けない子になっちゃったと思って。学校の先生も自分が授業を進めやすいように環境作りしている面がありますし、そうなると子どもも先生に言われたことだけをやろうとするんですよね。これじゃいけない、この環境をなんとかしたいと。学校や先生を変えていくのは大変なので、せめて放課後を変えようと、最終的に行きついたのは家庭でした。物事を捉える力と、それをどう処理して、どう行動するかが身に付けば、どんな環境でも生き抜いていくことができると思うんです。それを身に付けてあげられるのは家庭しかないと。その時に出会うべくして出会ったのがマザーズコーチングでした。コーチングは、目標達成をコミュニケーションでサポートするスキルで、マザーズコーチングは、親がコーチのように子どもと日々のコミュニケーションをとれば、子どもは自ら伸びていくという考え方がベースにあるものです。子どもが大人になった時、どんな世の中になっているかわからないし、私と娘の幸せの価値観も当然違うでしょうし、私は年老いて思考が固まって子供には何のアドバイスもできなくなるという前提です。だから、自分で考えて切り開いていけるように、状況理解力把握力と処理能力と思考力と行動力だけ身につけてくれればいいと思って。今、実験中です(笑)。コーチングの基本は傾聴、承認、質問、この繰り返し。話を聞いて、じゃあこうだったらどう?って質問することの繰り返し。質問すると考える。自分では思いつきもしなかった質問をされると、思いつきもしなかったことが出てきたりする。それがすごく重要なので、私自身も質問力を磨いていく必要がありますね。子供は言語能力が未発達であればあるほど、ノンバーバル(非言語)を感知する能力が長けているので、口先でどんなに優しい言葉をかけても、心に燻っているものがあると見抜いてしまうんですよ。
:そうですよね!
松浦:そう。だから、コーチングは親のノンバーバルを整えるのが重要なんです。私がチャレンジしてるのはそこです。いい言葉がけはいくらでもできますが、それが伝わらないから育児が思うようにできなかったり、子どもとのコミュニケーションがうまくいかなかったりするんです。それは、言葉に気持ちが入ってないからなんですよね。

視点を増やす

松本:子どもたちに必要な力は「妄想力と表現したくなるような想像力」だと感じていましたが、みなさんのお話を聞いていて、やっぱり答えはそこにあるんだと思いました。しかも、すでに気づいて実践されてる。子どもはすでに感性を持っていて、それを育てていく。
松浦:そうです、ブレーキをかけたり蓋をしてみたり、こうだよって形を整えたりしてるのは大人なんですよね。
松本:大人も考え方を根本的に変えないとダメ?
松浦:大人はなかなか変えられないですよね。でも、変えられないことが悪いわけではなく、ベースは必要なんです。それぞれのアイデンティティーに繋がる部分で、何が良くて何が悪いって選択できないと次の行動に移せないので。他の人から見たら悪いことでも自信を持って突き進めるかどうか、失敗してもいいと思えるかどうか。だから考え方を変えるのではなく、視点を増やす訓練をする。例えば水が入ったコップを見て、「これしか水が入っていない」と思うか「こんなに入っている」と思うか、上から見たら丸で横から見たら四角とか、見る視点を増やす訓練をする。子どもには「ママはこう思うよ」と伝えます。
:いくつか見方がある中で、ママはこうだよと。
松浦:そうです。ママが100%正解ではないのに、自分とママが違うということで自信を失ったらもったいないですよね。

楽しいことを考えて脳をフル稼働

松本:先ほど辻さんが言った、「ワクワクするのが幸せ」これも大事ですね。
松浦:すごくいいと思います。楽しいことを考えている時は、脳もフル稼働してるんです。いろんな視点を持てるようになったり、未来を思考することができる。楽しい未来を想像している時が一番幸せを感じるし、脳としては一番いい状態で作用してるんですよね。私は子どもたちを寝かせる時、「今日いいことあった?」って聞くんです。そうすると、いいことあったかな?って探すじゃないですか。
:うちもお風呂の中でやってます。今日あったうれしかったことと、明日ワクワクすることを話す。
松浦:いいじゃないですか!日本人は「何かあった?」って聞かれると、結構ネガティブなことを考えてしまうんです。問題点を探しちゃう。そういう思考パターンがよくあるんですよね。例えば、試合や大会が終わると、反省会をするじゃないですか。反省しても絶対次に繋がらないんです。いいところを伸ばせばいいんです。中学年ぐらいになると、親心としては探りを入れたくなって「大丈夫?」とか「お友達と仲良くできてる?」とか聞いてしまう。そうすると、「何かあったかな?」って悪いことを探してしまう。無いのにわざわざ探すからネガティブな思考になる。もちろん、本当に言いたい時に話せる環境は必要ですけど、それは信頼関係の問題です。子どもの思考パターンを修正してあげるという意味では、楽しいことワクワクすることを想像する力を養う。それが足りない。
:今の子は想像力が足りないっていいますよね。
松浦:視点の数だと思います。コミュニケーション能力が高い人は、いろんな視点を持っている。ひとつの価値観だけを強制され続けると、いろんなものが鈍ってくるんじゃないかなと思いますね。
松本:親の幸せ感度が低ければ、当然ノンバーバルで子供に伝わってしまう。まず、親自身が自分を知ること、ワクワクすること、感度を高めることも大事なんだと思いました。今日はとても興味深いお話をありがとうございました。

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